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Channel: 金田式アンプ・ファンのささやき
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MJ2019/2

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DCアンプシリーズ No.263
AC電源ハイパワー
ハイブリッドパワーIVC[前編]
初段 Nutube 6P1差動
2段 サブミニ管6111差動
出力段オールSiC MOS-FET

金田明彦

前号に続いてNutube 6P1の差動増幅を初段としたパワーIVCである。

前号はバッテリー電源であったが、今回はAC電源でのハイパワーを目指した設計となっている。ハイパワーを意識すると
6P1のプレート損失が1.7mWと小さいことが大きな制約となってくる。小電力のFETやバイポーラより小さな損失しか許されない。
本機では、この課題に対して、初段の電圧を40Vと押さえることで解決している。


2段目はサブミニチュア管なので意外とつくり易そう。ただ、定電圧電源回路が+/-40V.+/-50V, +130Vと5種類必要なので、この面から難しくなったともいえるが、電源さえ作ってしまえば、7割はできたような感覚になるだろう。高速電源時代に比べたら電源も格段に作りやすいのだが...



最大出力は、電源電圧が50Vなので8オームで150Wか? ソース側の抵抗をなくした効果は果たして。


回路図を見て思ったのだが、電源トランスの出力電圧がTC180Cのものになっていない。誤植と思われる。
電力増幅用の巻線は、44V 7.8A x 2になる。
TC180Cを使わない際には注意が必要だ。使う場合も、注意ですね。

誤植情報
2018年12月号および2019年1月号の回路図に部品の型番の訂正記事が載っているので、製作される方は参照すること。

朗音! 真空管アンプの愉悦   その後

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その後
オンケンの3wayのネットワークシステムにしばらく繋いでいましたが、こちらはいつものマルチアンプに戻しました。

健闘してくれたのですが、やはりメインシステムの座は難しく、PCのモニター脇にあるTV用のスピーカをドライブすることになりました。元はS社の液晶モニタ用の製品で、会社の友人に貰ったものになります。

深夜に小音量で聞きたい目的で使用することにしました。

ニアフィールドで音楽を楽しむには、良いですね。いまのところは。

聞き込むうちに、もう少しまともなスピーカならモット良く鳴るのではとか、あるいは、部品を換えると、アンプを換えるなどと、
オーディオマニア的な悪い癖がでそうで怖いです。


2月号の記事にあったマークオーディオのフルレンジなど、面白そう。

朗音! 真空管アンプの愉悦   その後  その2

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オークションで12AU7互換の真空管を落札し、差し替えました。
付属している中華製より、まとまりが良くなって聞こえます。

こんな遠回りをしていないで、メインシステムの改善をしないと...

SiC デバイスの価格動向

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作る時に備えて調べてみました。

SCT2080KE
若松通商 在庫切れ
SCH2080KE 4,725円
秋月電子通商 3,000円
Digikey 4,431円


SCT3030AL
若松通商  4,390円
秋月電子通商 取り扱いなし
Digikey  2,906円

SCT2H12NZ
若松通商  800円
秋月電子通商 取り扱いなし
Digikey  735円

SCT2450KE
若松通商 880円
秋月電子通商 800円
Digikey 979円

SCS220AG
若松通商 1,380円
秋月電子通商 800円
Digikey 1,112円

SCS206AG
若松通商 320円
秋月電子通商 320円 在庫切れ
Digikey 438円

リチウムイオン電池

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MJ誌2018/12号の記事では、電力増幅段用のリチウムイオン電池がHanye Tech製に戻ってしまっていたが、
こちらは2018/10,11の記事の指定部品を使うべきなのでしょう。

Amazonで検索すると次の商品が見つかった。



録音系では逆接防止の保護回路が入っていたがパワーIVCでは搭載されていない。この意味としては、設計者や製作者以外の人間が触れる機会の多い録音系の機材の場合には誤配線の可能性が高いので入れたが、自宅で使うアンプの場合は、間違えないだろうということか?


バナナプラグで配線し、充電の度に取り外すことに根本的な極性を間違える原因があると思われる。電池側にも色分けしたラベルを使用し、バナナプラグも色分けして間違い可能性を低減させるのが肝要なのでしょうね。もっと良いのは、誤挿入ができないようにプラグを基板に固定し、それを差し込むなどをするのが良いでしょう。


リチウムイオン電池でいつも気になるのは充電回路。
ACアダプタに電流制限抵抗というのは余りにも乱暴な気がする。

1C (6600mA)の定電流充電で、4.2V充電完了電圧といった充電回路を作ればよいと思うが、誰か作らないだろうか?

と他力本願ではなく、自分で考えてみようか?

MJ2019/3

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DCアンプシリーズ No.263
AC電源ハイパワー
ハイブリッドパワーIVC[後編]
初段 Nutube 6P1差動
2段 サブミニ管6111差動
出力段オールSiC MOS-FET

金田明彦

前号の続きで、製作編になる。

記事の訂正として、前号の図11の電力増幅段用の整流回路が変更となっている。
巻線2組をシリーズに接続し、中点を0Vとするダイオード4個でのブリッジ構成であったが、巻線ごとにブリッジを配置する構成となった。巻線の電圧表記も変更されている。

出力電力対歪率の特性をみると、最大出力(130W)付近でクリップに伴う歪が増えているような特性。
この辺は電圧増幅段の電圧を上げた効果だろう。

バッテリー電源に比較すると不利な点も多いが、動作電圧を高くできる点がAC電源の強み。

次号
NutubeハイブリッドDCプリアンプ

MJ2019/4

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DCアンプシリーズNo.264
Nutubeハイブリッド
MCプリアンプ[前編]

初段差動アンプ Nutube6P1
2段目差動アンプサブミニ管6111
SiC MOS FET出力段

金田明彦
AC電源のNutubeプリアンプになる。

回路構成は、2019年2月号のハイブリッドIVCに近い。
イコライザ、ラインIVCともに、初段はNutube 6P1,次段は6111、3段目は2SJ77、出力段はソースフォロワーなく出力TRがSCT2H12NZとなった構成。
電源電圧は初段ー3段目までが+120V, 出力段が+25V/-25Vになっている。

本号のイコライザーでは、帰還素子の抵抗、コンデンサが古いプリのものが使えるのがうれしいところ。
ラインIVCは、電圧出力タイプの構成で1kΩをシリーズに入れることで電流出力としている。

電源については、従来から真空管プリに使っているTS-201を流用することをコンセプトとしている。DACへの供給も計画されていて、そのために
巻線の制約があるため、倍電圧整流と多段レギュレータを使って、必要な電圧を得ている。


本機はMJオーディオフェスティバルで披露されるようなので都合をつけて聞きに行きたいと思う。

回路を見ていて気になった点としては、ロッキングタイプのトグルスイッチで+120V,+/-32Vのオンオフを行っている点。直流用のスイッチでは無いようなので、信頼性に問題があるかもしれない。
FETで切るようにした方が安心と思う。

第4回 MJオーディオフェスティバル

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日時:2019年3月10日1100-1800
場所:損保会館

時間が取れたので行ってきました。私としては初めての参加。
第一目的は金田先生の試聴会。
試聴用のスピーカのスコーカがマンタレーホーン+288-16となって大分グレードが上がった印象を受けた。
その後、読者の自作機第試聴会に途中から参加。
ユニークなアイディアの設計があり、刺激を受けました。
宮司さんのMEMS式のカートリッジは構造的に面白く、音は吟醸純米酒のような爽やかな音で歪感の少ない音でした。これは振幅比例型の特長なのでしょうかね。このカートリッジは商品化が予定されており、2019年秋に受注開始予定。
 宮司さんのホームページを見つけたので、URLを掲載する。
https://38kuukan.wixsite.com/38kuukan/public

中島さんの「マルチ駆動3-Way全指向性スピーカーシステム」も興味深い。塩ビ管を使ったエンクロージャーで、3Wayの無指向性システムを作り、そのスタンド部分にディバイダーとアンプが入っている。アンプはアマゾンで375円で売っているTPA3118D2を使用した基板を購入して使用している。

その後は、柳沢さんの試聴会に途中参加。ジャズボーカリストの瀬戸かおりさんの生演奏を堪能。
アンプが変わると同じスピーカでも音が変わるということを実感。

次に小澤さんの試聴会に参加。最初はAudio Designのアンプでの試聴で、後半は金田式の試聴会で使ったDACとNutubeハイパワーIVCを使用。音量は小澤さんの設定で、個人的にはこれくらいの音量が心地良く聞ける。

結局18時の閉場まで参加し、オーディオを堪能した一日でした。
一つの会場にいながら、多くの機材の試聴する機会があり、楽しめました。ありがとうございました。

Yahoo!ブログサービス 終了

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Yahoo!ブログが2019年12月15日で終了になる。

https://promo-blog.yahoo.co.jp/close/index.html

5月から移行用のツールをリリースするので、他のブログサービスへ移行しろとのことだ。
β版をリリースして、ブログの新しい道を模索したが上手くいかないので、ここで事業自体を
止めるとの判断とのことだ。


無料のサービスを使わせてもらっているので文句を言えないのだろうが、困ったものだ。


先ずは、引越し先をさがそう。

MJ2019/5

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DCアンプシリーズNo.264
Nutubeハイブリッド
MCプリアンプ[後編]

初段差動アンプ Nutube6P1
2段目差動アンプサブミニ管6111
SiC MOS FET出力段

金田明彦
イコライザーとラインアンプの回路図が一部変更となった。6P1のT1,T2のピンアサインを統一するのが目的。

IVCイコライザー真空管プリアンプ(2016年8、9月号)、バッテリドライブ半導体プリアンプ(2018年2月、3月号),本機のNutubeハイブリッドプリアンプでの比較試聴を行った。3台ともDCアンプの特長であるワイドレンジ、ハイスピードな音であったが、本機は一際音楽再現性が高いという。


ちょうど、私は2018年2月、3月号の半導体プリの準備に取り掛かろうとしていたのだが、さてさてどうしたものか?

次号
NutubeハイブリッドDAC

3Dプリンタの楽しみ SP10用FG への応用(1)

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最近、3Dプリンタが使用できるようになったので遊んでいます。

3Dプリンタとは言っても、本格的なものではなく民生向けのものです。PLAだと造形も比較的容易で精度も良くできるようです。

今回使用した3D プリンタ
 Flash Forge Adventure 3
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フリーの3D CAD (Design Spark Mechanical)でモデルを作成して、STLで出力、それをプリンタ付属のスライスソフトで加工用のファイルを作成するという流れで作業を行います。元々メカ屋ではないので、適当にやっています。
CADも慣れればそんなに難易度は高くはないですし、アイディアを形にできるというのは兎も角楽しいです。
CNCにも魅力は感じるのですが、3Dプリンタは音も小さいところが良いですね。

お決まりのフィギュア等を作ってみたのですが、珍しく創作意欲を掻き立てるものがあり、
今回は、以前から作りたかったプレーヤ周辺の課題について取り組み始めることにしました。

先ずは1つ目の課題、FGの製作にトライしてみました。

SP10MK1 FG内蔵化計画
以前からSP10に精度の高いFGが内臓できたら良いのになあと考えていましたが、アイディアとしては他社のDD用のモータを分解すると基板にあるプリント基板形式のFGです。これの良いのは、全周で積分されるのでマグネットの偏芯などの影響がないFG波形が得られることです。良さは分かっていてもプリント基板化しないと駄目であるので、妄想で終わっていました。
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3Dプリンタで造形したコアパターンに、マグネットワイヤー(ポリウレタン線)を組み合わせることで出来そうだと考えて、先ずは巻き枠を作成してみました。

FGの理論
「DCブラシレスモータの使い方」萩野弘司著 オーム社 76ページのプリントコイル式FGの項に記載の式によった。
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SP10は20極のロータマグネットを持っているので、1極あたりの角度は18度になる。その1極を奇数分割するような巻き線構造をプリントパターンで形成すると、1回転あたり極数の奇数倍の半分のパルスが得られることになる。
FGのパルスの数は、ppr(pulse per rotation)という単位を使う。
目ぼしい分割数の場合のpprを計算してみると次のようになる。(既存の金田式TTアンプに使用されているFGに近いものをリストアップしてみました。)

9分割  90[ppr]
15分割 150[ppr]
17分割 170[ppr]
19分割 190[ppr]


開発方針

高い方が制御が細かくできるので、工作精度の限界的なものを作ることも目指したいが、3Dプリンタ方式の限界もあるのでそこは工作しながら、探っていくことも必要。

また、分割数を多くすると発電電圧も落ちていくらしいのでこの辺りはトレードオフなのでしょうね。

とりあえずは、上記の表の難易度の低いところから試作してみて動作を確認しながら、分割数を上げていくのが良いでしょう。
その一方で、工作精度の問題もあるので、工作精度的な視点ではどの程度か探ることもやってみるべき。

試作1号
加工精度を見るための1号機。1極を25分割したもの。これだと、33回転で138.8Hz出力になる。
出来上がったコアの細部を見ると溝が潰れている箇所があるのと、力をかけると櫛歯構造の部分が折れてしまう。
この分割数では無理だと判断。

四角い穴は正弦波駆動用のホールセンサーICを入れる予定の穴。マニアのスケベ心です。
hir*hir*183さんのTN400の正弦波駆動のパクリですね。

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試作2号
分割数を9に抑えたもの、溝を内周から外周まで通すように配置したこともあり、0.26のマグネットワイヤでもしっかり配線できる。モータに入れてみて発電の具合を確かめてみると、

がーん。発電しない。

考えてみると、本の例題にあるモータとローターマグネットの着磁方向が違うことが原因。
SP10のロータマグネットは、円筒上になっていて、この内径から外径方向に向けてNS(あるいはSN)と着磁されているため、磁石の下側の端面全面にコイルが当たるようにしたのでは、鎖交する磁束がN側とS側のものでキャンセルされるため発電されないのだ。
したがって、コイルの形状を変えて配置することで対応することにした。これはやってみないと気がつきませんでした。

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試作3号
発電のコイルを内側に寄せて配置した。円周全域をカバーさせようとする3Dプリンタの造形に時間が掛かるため、一部にしたのが3号機。1極の分割数を17にしたもの。
モータにセットしてみると発電はOK。但しレベルが低いのでFG用のアンプが必須。
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コイルは教科書の説明図のようにしてしまうと、発電に寄与しない面積が大きくなりノイズを拾いやすくなるので、巻き終わったらもとに戻すように溝を追加した。

試作4号
3号機の全周版で、手元にあったYP-1000から外したモータに内蔵してみた。
当初はFGアンプをモータの外に配置していたがこれだとノイズを拾うので、ステータコイルを取り外してアンプも内蔵してみたが、内蔵しただけでは、ノイズが減らなかった。モータのハウジングをシグナルGNDに接続することでノイズが激減。これは、SP10-MKIIでのKontonさんの成果の流用である。kontonさん、ありがとうございます。

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FGの観測波形を載せます。モータのロータを手で回して、アナログオシロの画面をスマホで取ったものです。
波形の途中に明るい部分があるのは、オシロの走査が見えているだけで異常ではないです。
自宅でもデジタルオシロが欲しい!!
走査が隠れた瞬間に取れればよいのですが、綺麗に取るのは難しいですね。
教科書に書いてあるように、積分効果が上手く働き振幅とピッチの変動が無く良い感じですね。
現用システムのTTアンプに手を入れたくないので、テスト用にTTアンプを作らないと。
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部品棚を探してみるとありましたMHIさんから譲っていただいたプリント基板。あとは、キャンタイプのLF356,LF398, LM319なども出てきましたが、MHIさんの基板がDIPなのでDIP品を購入しようかと思案中。
アンプはLM12Cが出てきたのでこちらを使うかあるいは、ディスクリートで組むかも思案中。現行のTTアンプに合わせるとしたらディスクリートで組むのが良いでしょうね。

蛇足
FGコイルパターンだけを作るつもりであったが、マグネットとのギャップの様子が分からずモータ全体の3Dモデル(もちろん何ちゃってですが)を入れることにしました。断面でみると、マグネットとコイルの位置関係が分かり、こういう目的にも3D CADは便利ですね。

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追加試験の結果、使えそうな見通しが立ったら基板を起こすのが良いでしょうね。
希望者がいれば実費+郵送費で頒布すると安くできますかね。

3D プリンタの楽しみ

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こんなものを作ってみました。

SP10 ロータ位置検出 コア
先ずは形状コピーを作ってみました。鉄入りのフィラメント等を使うと入れ換えて使えるのではないかと妄想。
それができたら第2段として、正弦波に近い形状のもの製作できたら良いなぁと妄想を膨らませています。


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AT-666 のスピンドルアダプタ(DP系モータ用)
写真の右側の金属製のものがオーディオテクニカから提供されていたもの。左、中央が3Dプリンタで作ったもの。
余裕を見て作ったら、勘合がすこしゆるい。製品についているOリングが入手できるのであれば溝を加工して同じことができるかも?
あるいは勘合部の形状を工夫してきつきつで入るようにするのが良いかもしれません。
どちらにしても現在、私はDP系のモータを持っていないので、組み合わせでの検証はしていませんので、使えるかどうかは?

力が掛かる部分は、やはり旋盤加工で作るのが王道か?
FDM方式の3Dプリンターの場合は積層方向に力をかけると弱いので、実際に使うには注意が必要かもしません。


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TTamp誤植2題

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今回、自作のFG回路の検証を行うのに久しぶりにTTampを作ることにした。
基本はMHIさんから譲っていただいたプリント基板に,段階的に部品を実装し動作確認しながら作業を進めている。
その作業の中で記事の誤植に気が付いたのでメモとして残しておくことにした。


位置信号発振器
ウィーンブリッジの発振器にトランジスタのバッファを付けた回路。初期のころから回路構成はほとんど変わっていないが、誤植が多い。単行本の「時空を超えた音楽再現 オーディオDCアンプシステム 上巻」に掲載された回路ではオペアンプにLM318Hを採用しているが、その後の単行本では、LF356になったり、TL082になったりしている。

誤植は、オペアンプの出力がフィードバック素子に接続されていない。この誤植は定常化しており2014/10の掲載記事でも同じ誤植がある。

この誤植については、回路図が読める人であれば見抜けるだろうと思われる誤植なのだが、直してほしいものだ。お勧めしたい方法としては、回路図の記述のルールとして十字結線は禁止するのが良いと思う。

1989年「時空を超えた音楽再現 オーディオDCアンプシステム 上巻」173ページの回路図
オペアンプの出力は正しく接続されている。
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2004年 「オーディオDCアンプ製作のすべて 下巻」202ページの回路図
十字結線の交点に黒丸がないため、オペアンプの出力がフィードバック素子の接続されていない。

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私が今回組み立てた回路では、TL071では発振が若干不安定になるため、OPA604に置き換えた。
ICソケットで組み立てるのが良いかもしれない。

4046への接続
この誤植については、今回動作確認の際にコピーを取った単行本「音楽ファンに捧げる自作オーディオ 完全対称型オーディオDCアンプ」54ページの記事のもの。同じ単行本の27ページの回路図は正しい回路になっているのは面白いところ。


中央部付近にある4046の入力ピン3ピンと14ピンの接続が入れ替わっている。正しくは基準クロック側が3ピンに接続されないとならない。基板の実体配線図では、本来あるべき接続になっている。

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MJ2019/6

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DCアンプシリーズNo.265
Nutube ハイブリッド
D/Aコンバーター {前編]
6111差動アンプDSC,6P1,6111,SCT2H12NZラインアンプ&ヘッドフォンアンプ,
USB、光ケーブル、同軸対応

2019/4,5号で掲載されたNutubeハイブリッドプリアンプとペアのDACという位置づけなのだろう。
従来、DACにはラインアンプを入れないという形式であったが、本機ではラインアンプ&ヘッドフォンアンプが入っている。これを入れないとNutubeハイブリッドというタイトルが付けられないからではないだろうが、気になるところである。

DAIには従来どおりCS8416をハードウェアモードで使用している。入力は、同軸、トスリンク2系統、XU208の4入力、DACも従来どおりPCM1794が使用されている。
Digital側の電源(5V,3.3V)はSiCではなくバイポーラTrの電源になっている。

DSCの構成は、PCM1794の電流出力をベース接地で受けたあとに抵抗で電圧変換して、その電圧を6111の差動アンプ(カレントミラー負荷)で電流出力するというもの。電源電圧は、+25V,-120V。
+25V電源はDSCの要であるが、LM317で生成されたもの。トランスの巻線の関係で倍電圧整流で作った+32Vなので、高いリップル抑圧比が求められディスクリート電源では大がかりになるため採用を断念したとのこと。

ラインアンプは、4月号掲載のものと同じ構成だ。電圧増幅段の電源は+25V,+120V、電力増幅段のい電源は+25V,-25Vの構成。DSCの-120Vと、電圧増幅段の+120VはSCT2080KEを使ったディスクリート構成になっている。

ブログの引越しのトライアル

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Yahoo!ブログから引越しツールがリリースされるのを待っていましたが、延期になったようなので自力での引越しを試してみました

引越し先のURLは次のところ


https://knthz.blog.fc2.com/

FC2で用意されている引越しツールを利用しましたが、簡単でした。
コメントも残すことはできましたが、コメントの主(ぬし)の情報が消えてしまっているのは当たり前ですが、残念なところ。

しばらく、Yahoo!ブログも消さずに残して様子を見ることにします。

ブログ移転のお知らせ

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ブログ移転のお知らせ
仮運用して問題がなさそうなので、ブログをFC2へ引っ越すことにしました。
転居先
 https://knthz.blog.fc2.com/

今まで長い間Yahooブログを閲覧していただきありがとうございました。
また、有益なコメントをお寄せいただきありがとうございました。

転居先へも今までと同じように、お立ち寄りいただけますと幸いです。
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